障がい者雇用と株式会社ノーサイドとディエスジャパン
2023/2/15

SDGsと障がい者雇用
SDGsの17の目標のうち、8と10では障がい者雇用について定められています。
障がい者雇用促進法が定められたり、雇用を促進している企業には助成金がでたりと、今や障がい者雇用は企業にとって避けることのできない目標のひとつになっています。
障がい者雇用にとって一番大切なことはなんでしょうか。
我々はそこで働くすべての人が正しく理解する事が大切だと考えます。
今回のコラムはディエスジャパンと関わりのある株式会社ノーサイドさまと、障がい者雇用について書いていきたいと思います。
障がいのあるひともない人も みんなで支え合う社会を作る「株式会社ノーサイド」さまのご紹介
https://www.no-side-kaigo.com/
ノーサイドさまとの出会い ~FC大阪の試合にて~
ディエスジャパンと株式会社ノーサイドさまとの出会いは(弊社代表取締役社長)北條がFC大阪の試合観戦に行った際、ノーサイドさまを見かけたことがきっかけでした。
株式会社ノーサイドさまは、FC大阪の試合がある時には施設を利用されている子供たちと一緒に試合を観戦、応援しに来ています。さらに試合前になると中西社長が子供たちと一緒に水まきをしてます。(実はこの水まきは試合前の名物にもなっています。)
同じFC大阪のスポンサー同士という事で、FC大阪さまを通して中西社長をご紹介いただいた事が始まりですが、かねてから障がい者の生活や障がい児の学校卒業後の進路に関心があった北條は、中西社長より施設への訪問に誘われ、見学先の施設で障がい者の方が仕事をしている事を知り驚かれたそうです。
その仕事とは、絵を描きそれをアートとして販売しているという事でした。
ノーサイドとは ~ただの福祉施設じゃない!~
社名「ノーサイド」に込めた想い
ラグビーの試合で終了の合図が鳴ると、敵・味方の線(ライン)がなくなり、お互いを称えあう。この合図こそが「ノーサイド」なんです。
障がい者、ヘルパーさんなど様々な人が「それぞれ充実して暮らす」その目標に向かって協力し、「それぞれの間に線(ライン)をひかずにお互いを称えあいながらともに心豊かになれるように努力していく」その想いを忘れることのないよう社名「ノーサイド」にされたそうです。
ノーサイドさんの施設の一つにノーサイド横沼という施設があります。ここは障がいを持つ方が自分の想いを「アート」というかたちにする活動場所です。
ここで生まれた絵のアート作品はリース契約されて、ディエスジャパンの本社などに飾られています。
アートを作成した障がい者は、自分の描いた絵が売れると嬉しいし、モチベーションにもなると話しておられるそうです。まさに「それぞれ充実して暮らす」目標そのものではないでしょうか。
障がいがあるからってじっとしてなんていられない!
障がい者福祉施設「ノーサイド横沼」所属のアーティストと社会をつなぐ取り組みがはじまります。
ノーサイドでは、どんなに障がいが重くても仕事をすることでやりがいや生きる喜びを感じることができるよう、利用者さんとスタッフが一緒に日々工夫をしています。
そして、何よりも仕事を通じて社会と繋がることを大切にしています。その中で、ノーサイド横沼では、さまざまな障がいのある方が「やりたい事」「自分の気持ち」「夢」という想いを形にするためにアート活動を行っています。アートを通じてたくさんの方と繋がりたいと思っています。障害のある人もない人もみんなで支え合い、一緒に楽しく生きて行ける優しい世の中を目指しておられます。


アート作品をご覧いただけます(横沼Instagram)https://www.instagram.com/noside_yokonuma/
北條の想い(弊社、代表取締役社長)
現在、社会の流れは大きく変わり、女性の社会進出が当たり前になってきており、これから先の時代を見据えれば、障がい者も当たり前に働く時代が来ると考えています。
以前、障がい者の方が就労されていた時、法に沿って適材適所の仕事をしてもらうべく配置し、その方に合った仕事を担当してもらいましたが、残念なことにその方は辞めてしまわれました。
障がい者を雇う難しさを改めて感じ、北條は悔しい思いをしました。そして、障がい者の事をもっと社員や会社に広く知ってもらう必要があると思いました。
まずは障がい者の事や取りまく環境を知ることが最初の一歩だ。
ノーサイドさまとは事業も業界も違うが、障がい者雇用のスペシャリストともいえる中西社長から様々な事を学び教わりたい。
しかし本当に大切なのは、一緒に働く社員の理解であり、今回の分科会のゴールでもあると感じています。
正しく理解する・正しく発言する・誰一人残さない。
今回、社長インタビューという形で北條の考えや想いを北條自身の声を聞いて、改めて「ノーサイド」というテーマに隠された大きな想いや課題に気づく事ができました。
単にノーサイドさまについて調べるだけでなく、なぜ北條がノーサイドさまとここまでの関係を築いているのか、障がい者雇用に関して遠い未来まで見据えている熱い想いについて深く考えるにいたりました。