品質・安心・安全
『一体型⇒分離型へ・・』
2023/8/4

「品質、安心、安全」分科会メンバーの長瀬です。
この分科会の主眼である「品質」「安心」「安全」について『トナーカートリッジの変遷』を考えてみたいと思います。
私が若かりし頃、勤めて居た「電子計量器メーカー」の事務所に大きなコピー機が設置されていました。当時の複写機の事業形態は、サービスマンによる定期保守、メンテナンスが前提となっており、サービスマンが月に1回「トナー補給」や「調整」「清掃」に来ていました。そのため 紙詰まりを起こしても、怖くて触れず、サービスマンが来るまでコピーを我慢する・・。 そんな時代でした。(笑)

しかし、そんな中、社会的な流れとして徐々に『電子写真画像形成モジュール』を一つにまとめた 『トナーカートリッジ』によって、自分達の手で交換できる、『一体型』が生まれてきました。これは、家電並みの手離れの良さで市場での普及が加速されて行きました。 また、その頃に「リユースカートリッジ」の基盤が生まれ凄い勢いで成長して行くのを目の当たりにしていました。

そして今、流れはまた『分離型』に替わって来ています。そのために、以前と同じように『印刷に使われる機構』がお客様のプリンタの中にあり、消耗品としてトナーの粉のみ補給するタイプが増えているため、リサイクルメーカーとして、お客様の所で「どのような問題があるか?」「どのような不具合が出ているか?」が分かりにくくなって来ています。
そんな中、お客様からのご要望をどう叶えて行くか・・?それは人と人とのつながり、情報の伝達がより重要になると考えています。お客様からのちょっとした一言が『問題解決の糸口』になる・・。そのために今後【お客様の言葉に耳を傾ける事がより重要】になると考えています。
