当社のリユーストナーのエコにおける取り組み
2022/8/24

当社製造部門のエコにおける取り組みを知ってますか?
有価物処理
第2回目コラムでは当社のリユーストナーのエコにおける取り組みをいくつか御紹介致します。
まず一つ目の取り組みを紹介致します。リユーストナーの製造工程は使用済み仕分け→分解→清掃→組み立て…と続いていきますが、使用済みの仕分けや分解後に使えない具材はどのように処理されているのか御存じでしょうか。
自身も有価物として処理をしている事は聞いたことがありましたが、有価物としての処理ってどんな事をやっているのかまでは知りませんでした。むしろユーザーに伝える事すらなかったかと思います。
当社では使い終わった資源を『素材ごとに』有価物として処理をしております。“素材ごとに“…これがすごいんです。小さな銅やアルミなど細かな資源一つ一つごとに仕分けて有価物として販売をしております。さらに凄いのは、販売での利益よりも資源に分ける経費の方が大きい、つまり赤なんですが、それでも資源に分ける事を当社はやめずに続けています。それはやはり『作る責任』を全うする事が大切だと当社は考えているからです。当社はただ利益のためにものを作るメーカーではない。そんな会社で働いていてよかったなと思う1つになりました。
パーツの再利用率
リユーストナーは1から製造するのではなく、パーツを再利用する事で環境に貢献できる事が魅力の一つです。純正トナーは1から製造され、製造におけるCO2排出量も圧倒的に多くなりますが、リユーストナーはパーツを再利用するためCO2排出量を再利用しただけ抑える事ができます。
市場におけるリユーストナーの割合が約22%と言われており、もしリユーストナーが世の中になければ、CO2排出1つ取ってもどれだけ環境が破壊されていたのか…と考えるとぞっとしますね。やはりリユーストナーの存在意義は社会においても非常に重要な役割を果たしていると言えます。そんなリユーストナーのパーツの再利用率はどれぐらいなのか聞いた事ありますか。
トナーカートリッジは約 50種類以上の部品の組み合わせで出来ています。
当社では平均して約70%程度 の部品を再利用していると言われております。言い換えれば約30%の部材交換で製造できる商品と言えます。
パーツの再利用率を考えてもリユーストナーは環境への貢献度が半端ない魅力的な商品ですね。こんなに環境へ半端なく貢献している商品のシェアがいずれ30%、40%、50%…と増えていってほしいなって思います。そのためにもこれからも当社はリユーストナー業界の先頭に立ってシェアをどんどん増やしていける企業でなくてはならないと思います。リユーストナーが半端なく環境において活躍している事をまだまだ知らない社員やユーザーに正しく認識して頂くためにこれからも当分科会でエコにおける取り組みを発信していけるように進めていきたいと思います。
ちなみに余談ですが、当社のリユーストナーは、印刷品質に直結するドラム(感光体)部品のドラム表面の膜圧 をミクロン単位で計測し、明確な基準を元に再利用可否を判断しています。単に再利用するだけではなく、きちんと品質を担保しながらエコに取り組んでいるのも当社のリユーストナーの魅力ですね。
【ドラムイメージ図】

【有価物処理】
